強がり大学生の感情オンパレード

大阪大学外国語学部に所属しています。なんでも「なぜだなぜだ」と考える。特に気持ちに目を向けることが多いです。

小さい時の自分と話したら、涙ガバガバになった話

最近読んだ「自信」に関する本

少し前まで、自分に自信は皆無だったが、それに悩んで色々試した大学生を生きて、少しずつ自信を持てるようになったと感じていた。

だから、正直にいうと(まあ、私はある程度自信を育ててきたぞ...!!。)という謎の自負と共に興味本位で読み進めていた。

 

そこに書いていた内容の一部はこんな感じだった。(自分の解釈も少し入る)

・自信を持つには、自分のありのままをどんな感情、思考も受容することが必要です。

・内的な自分と外的な自分を統合することで自分のありのままを自分も社会も受け入れられているという自信になる。

・自己受容の一種として小さい頃の自分と今の自分を統合することも含まれる。」

 

 

小さい頃の自分と統合ってなんぞや???

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私は最初、訳がわからなかった。小さい頃の自分なんかだいぶ過去のことだ。今の自分とどう言う繋がりがあるんだ。怪しいスピリチュアル的なものか...???

 

読み進めていくと、ちゃんとした理由があった。(ごめんなさい)

自分の今の思考、行動、感情はどこからくるのかと遡れば、幼少期に作られた自分の思考体系が根本に存在するから。

その根本思想とは、自分の欲求や感情に正直でありのままだったもの

しかし、根本的思想がどこかの段階で否定される瞬間があると、自分自身で素の思想を隠して見ないようにしたり、否定したりして気づかないようにする。

素のままでは傷ついてしまうから合成着色料や人工甘味料ガバガバ入れて短期的には保存効くけど、長期的には自分を苦しめるような感じかな。

 

私は小さい頃の自分と統合してるか

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内省も自分なりにやってきたが、子供の頃の自分とは話したことがなかった。

少しの怖さを覚えつつ、本に書いているエクササイズをやってみた。

内容は「小さい頃の自分と話している」と頭の中で想像し、小さい頃の自分の様子、感情、行動、思考など注目できるもの全てを見てあげると言うものだ。

なんだとおお。難しそう、、、

 

自己流に小さい頃も自分と話してみることに

何を話せばいいかわからなかったので、他のエクササイズと融合し自己流にアレンジ。

「自分が嫌いだと思う自分の感情はなんですか?」というエクササイズに答えた自分の回答に対して「なんで私はこれができないと思う?」と聞くことにした。

(小さい子にそんな難しい問いを投げるんかい!と思ったが、自分やしええか。)

ちなみに私に回答は

「誰かに甘えたいと思う時。人に助けて欲しいと頼む時が嫌い。なんとなく、あかんと思ったり、そもそも感じているかわからんかったりする。それをできん自分も嫌い。」

 

幼稚園の時はほぼ記憶がないので、小さい自分の設定は小学生くらいにしよう。

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私の脳内でついにご対面

椅子で寝る人のイラスト(女性)

私「こんにちは。小さい頃の私よ。」

小さい私「こんにちは。」

少し恥ずかしそうにしている。顔は少しこわばって真面目そうに見える。

 

ーーー色々聞いてみた後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「今の私は甘えるとか寂しいって思うことが嫌い。なんで嫌いになったんやろ。」

 

小さい私

「私はまだ寂しい時たくさんある。

料理店でお母さんお父さんが夜働いているから、家で姉とちゃんと留守番しないといけない。めちゃ寂しいし、いつまで待っても帰ってこないから不安。

いつも我慢するけど、耐えられなくてお店に電話したらめっちゃ怒られた。

『忙しいから、電話してこやんといて。』って言われた。

お父さんが家に帰ってきた時にその怒りをテレビにぶつけてた。」

 

「ああ....そんなこと、あった....その時どうおもった?」

 

小さい私

「寂しいって思うことってお母さんお父さんを怒らせるんやとおもった。

寂しさを感じてそれを求めて甘えるのは人に迷惑をかける行動なんや。

だから、自分でしっかりできるようにならないと。

そうでないと、お母さんお父さんは好きになってくれない。

 

「そうだったんか。だから、今の私もそれを無意識のうちに引きずっているのか。

だから、寂しさや甘えたいと言う気持ちを隠してわからなくしていたのか。

教えてくれてありがとう。私だって、ちゃんと寂しかったんやな。」

 

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私はいつの間にか、わんわん泣いて涙ガバガバに垂らしてた。

自分の過去の姿や感情、その時の情景まではっきり思い出した。

全て忘れているわけではなかったけど、あまり気にしないようにしていたのかもしれない。

 

昔の自分は素直だった。

 

小さい私は寂しいと言う感情をもっていて、それに対して誰かに求めると言う行動ができていた自分に改めて驚いた。

 

一回話しただけで、見てこなかった自分のありのままを見てしまったのだ。

 

これからもすこし、苦しいけれど続けていきたい。

少しずつ、小さい頃の自分と友達になれる気がした。

抱きしめられる気がした。